ドイツのケルンには、ケルシュビールというご当地ビールがあります。ケルシュビールとは、その名の通りケルンで醸造されているビールのことです。
どんなビールなのか飲んでみたい!ということで実際にケルンのビアホールを巡ってきました。そのなかからおすすめのビアホールをご紹介します。
ケルンのビアホールでの飲み方
ケルンのビアホールでの飲み方、食事の仕方について、最初にご紹介します。
ドイツでは、多くの店で外のテラス席と、店内の席の両方があり、外の席の方が人が多く人気があるようです。
好きな席を選んで勝手に座ってOKのようです。座っていることに店員さんが気づくと、注文を聞きにきてくれますので、気長に待ちます。大きな声で店員さんを呼ぶのはマナー違反のようで、目を合わせるか、ちょっと手で合図するくらいが一般的のようでした。
メニューには英語が併記されているところもあります。聞けば英語メニューがもらえることもあります。
最初にビールを飲むか聞かれることが多かったです。単にビールくださいというと、その店のケルシュビールが出てきます。店によっては他の銘柄がある店もありました。
ケルシュビールは店ごとに味が違いますが、全体的に苦味が少なくスッキリとした味です。
ビールが入った小さな200mlのグラスをコースターの上に置いてくれます。そのときにコースターに線を引き、何杯飲んだかが分かるようにしています。グラスが空になると、次のグラスが置かれるというわんこそばのようなシステムです。
僕が観光客だからなのか、勝手に次のビールが置かれることはなく、聞いてくれました。
グラスのビールが2,3割に減ってくると、追加を聞いてくれることが多かったです。
もう飲まない場合は、グラスの上にコースターを置きます。
お会計のときにチップを聞かれることはありませんでした。他の人が払っているのかは不明でした。
おすすめのビアホール
それでは以下より、僕が実際に行ったおすすめのビアホールを紹介します。グーグルマップのレビューや立地で行く店を決めました。
Gaffel am Dom (ガッフェル・アム・ドーム)
ガッフェル・アム・ドームは、ケルン中央駅から歩いてすぐ、ケルン大聖堂の目の前にあります。
こちらはケルン中央駅の出口です。駅の中から見えるほど、ケルン大聖堂は駅のすぐ近くにあります。
駅を出ると広場がありました。
正面がケルン大聖堂、左手がケルン中央駅、そして右手にGaffel am Dom (ガッフェル・アム・ドーム)があります。
ケルン大聖堂を観光したあと、11時のオープン直後に行ってみました。
オープン後すぐにテラス席には人が集まってきました。せっかくケルン大聖堂が近くにあるので、外の席に座りました。
うっかりパラソルでケルン大聖堂が隠れる席に座ってしまいましたが、場所を選べばケルン大聖堂を見ながら飲むことができます。
ちなみに、こちらのビールはスーパーにも売っていました。
メニューは英語も併記されていました。
期間限定かもしれませんが、ランチメニューがありました。8.9€なので比較的安いです。
ランチメニューを注文しようとしましたが、小雨が降ってきたので、食べるなら中に入ってとのこと。
ビールのお金だけ払って、中に移動しました。席によって店員さんの持ち場が決まってるので、一旦お会計が必要です。
ミートローフ (German meatloaf from oven with cold potato salad and one fried egg) を注文しました。
目玉焼きをずらすと、こんな感じでした。
ミートローフは塩気があって、ビールが進む味でした。冷たいジャガイモのサラダはさっぱりとしていて絶妙な味付けでとても美味しかったです。
食べ終わったあとトイレを借りました。トイレに行く途中の通路の隅に、おばちゃんが座っていました。おばちゃんの前の机の上には皿がありましたので、ここでトイレ代を払うようです。
全員が払っていたわけではないようで、声もかけられなかったので強制ではないようですが、トイレから戻るときに、50セント(20セントだったかも?)を置きました。
お金を置いたとき、おばちゃんが笑顔だったので問題はなさそうです。
Brauhaus Pütz(ブラウハウス・ピュッツ)
Brauhaus Pütz(ブラウハウス・ピュッツ)はケルン中心部から少し離れたところにあり、観光客向けというよりは、地元の店という感じです。
ランチ営業はなく、営業開始は曜日によりますが夕方からです。平日の17時前に行ったところ、お客さんはまだいませんでした。
こちらは食べ終わった18時頃の写真です。少しずつお客さんが入ってます。
僕は店内の席に座りました。
ビールとメットを注文しました。
メットというのは生の豚ミンチのサンドイッチです。ユッケみたいな味でした。ドイツではスーパーにも売っている定番の料理のようです。日本人としては生の豚肉に馴染みがないのですが、ビールが進む塩味で美味しかったです。
Mühlen Kölschというビールはすごくクリーミーで苦みがない感じ。個人的にはケルシュビールで一番好みな味でした。
スーパーにも売っていました。
続いて、メインにソーセージを頼みました。
ジューシーなソーセージと、程よく塩気の効いたカリカリほくほくのポテト、ちょっと酸っぱいザワークラウト、この組み合わせが絶妙でした。
皿が暖かく、料理もずっと暖かかったです。
店内席にいたのは僕だけでしたが、店員のおじさんがたまに見に来てくれて、ビールが減ってると追加いるか聞いてくれました。
観光客向けではないですが、とてもおすすめの店です。
- ケルシュビール 2.1€×4 = 8.4€
- メット 6.2€
- Bratwuest (ブラートウルスト) 14.9€
Gilden im Zims “Heimat kölscher Helden”
こちらはケルン中央駅から少し離れますが、歩いても10分ちょっとです。
平日の17時半頃に来たところ、外の席はとても賑わっていました。
店内は空いていましたので、店内席にしました。店内のカウンターには巨大な樽があり、ここからビールを注いでいました。
店員のお兄さんが、どこでも好きな所に座っていいよー、と声をかけてくれました。
他のビアホールはおじさんの店員さんが多かったですが、こちらはおばちゃんの店員さんが多めでした。
さっそくビールを注文しました。
美味しかったので、すぐに2杯目をいただきました。
英語メニューは聞いたらもらえました。
ベジタリアンメニューもありますね。
右上のシュニッツェルが目に入ったので、頼んでみました。
豚肉は薄くて大きいとは聞いていましたが、確かに想像より大きかったです。
しかし食べてみると、そんなに脂っこくなくて一人でも食べられましたので、ちょうど良かったです。
ポテトはめちゃ多かったです。
味変に別のビールと、スモールサラダを注文しました。
スモールサラダでしたが、野菜たっぷりでパンもついていました。
大きなグラスのビールは、Schofferhofer Weizen (シェッファーホッファー)という白ビールです。なんとなくオレンジの風味を感じました。あっさりとしていて美味しかったです。
- ケルシュビール 2.1€×3 = 6.3€
- シュニッツェル 17.5€
- スモールサラダ 6.5€
- Schofferhofer Weizen (シェッファーホッファー)(0.5l) 5.4€
なかなか居心地の良い店でしたので、別日にも来てみました。この日は別の店もはしごしたので、スープだけにしておきました。
- ケルシュビール 2.1€×2 = 4.2€
- スープ 8.5€
(保留)Brauhaus FRÜH am Dom
こちらは1度行きましたが満足できませんでした。たまたまなのかもしれませんので、保留としています。
Brauhaus FRÜH am Domは、ケルン中央駅から歩いて5分くらいの立地です。
平日の12時過ぎに行ったので、テラス席は満席のようでした。
店内に入るとすぐに、おじさんが席に案内してくれました。店内はかなり広く、結構奥の席に案内されました。
さっそくビールをもらいました。
ちなみに、こちらもスーパーで見かけました。
別の店からはしごしてきたので、軽めにミートボールを頼んでみました。
ソースはかかってなくて、塩味が効いてました。ちょっとパサッとしてましたが、こういうものなんですかね。
13時頃で混み合っているためか、ビールのおかわりができませんでした。。。グラスが空でも、次のビールは来なかったです。
残念ですが、別の店に行くことにしました。またケルンに行くことがあれば、空いている時間にリベンジしたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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